2月はまさに三寒四温、寒い日もあれば、4月に陽気になる日もあり、天気予報のチェックが欠かせない日々でした。皆様は元気でお過ごしの事とも思います。
新型コロナ感染症はだいぶ落ち着いてきております。2月26日の日曜日、当院は休日当番医でしたが、来院患者17名15名が発熱の患者さんでした。そのうち、9名はインフルエンザA型でした。新型コロナ感染症の方は一人もおりませんでした。
インフルエンザは特に子供に多く、大人の感染の方は家庭内での感染でした。学校でインフルエンザに感染をして、家庭内で広がるというパターンのようです。
今年は花粉の飛ぶ量が、例年よりかなり多いという予報も出ております。花粉アレルギーを持っている方は、早めの受診と薬の内服をお勧めします。当院でも花粉症の投薬をしております。
1月末から、10年ぶりという寒波到来で、最低気温が氷点下になるなどの厳しい寒さが続いております。皆さまは、お変わりなくお過ごしでしょうか?
新型コロナ感染症の感染症カテゴリー見直しで、2類から5類になることが決まりました。
現場の最前線で診察をする医師の立場からは、良い判断であると思います。濃厚接触者になっただけで、仕事を休まなければならないなど、社会生活への影響が大きすぎました。また、感染をしても風邪程度の症状の方がほとんどであり、死亡率もインフルエンザと同程度になっております。
マスクの着用義務なども緩和されます。外を散歩するときは、マスクの必要はありません。
室内等ではしっかりとマスクをつけてください。また、基本的な感染対策である、手洗い・換気などは引き続きしっかりと行ってゆきましょう。
当院では引き続き発熱外来を行ってまいります。熱のある方はまずはお電話で予約をしてください。よろしくお願いします。
皆様あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年も新型コロナ感染症に振り回された一年でした。感染症はまだ続くとは思いますが、ほぼ季節性インフルエンザと同等の重症化率や致死率となっており、今春に感染症の類型が見直される予定です。しかし、感染症対策は今まで通りでしっかりと行ってゆきましょう。
今年から「かかりつけ医」制度が始まり、現在様々に議論がされております。当院は「かかりつけ医」に必要な機能を備えており、我々自身も「かかりつけ医」を意識して仕事を進めております。
「かかりつけ医」の定義がいろいろと議論されておりますが、私の考えは、どのような疾患でも初期対応できて、必要に応じて二次医療機関に紹介できること。そして、通院が困難となれば、訪問診療で最期まで診てゆくこと。また、介護の相談にも応じられる能力をもっていること、と考えております。
今後、独居や高齢者世帯が増えてゆきますので、訪問診療や介護の重要性も高まります。
地域共生社会を創るという高い志を持ちながら、地道な診療をコツコツと続けてまいりたいと願っています。
医療法人社団 実幸会
いらはら診療所
TEL.047-347-2231
FAX.047-347-2551