院長メッセージー2013年7月

いよいよ7月、梅雨が明ければ本格的な夏の始まりです。今年の夏も暑くなりそうですね。皆さん熱中症に注意をして、こまめに水分を取ってください。
最近、財政破綻した夕張市の市立病院を引き継いだ、村上智彦医師の「医療にたかるな」という本を読みました。非常に刺激的なタイトル通りの辛口の意見を述べてあおり、共感できる部分の多い内容でした。世界一の高齢社会となった日本の経済状態は厳しく、医療資源にも限りがあることを自覚して、節度ある態度で医療機関に受診をすることが必要であること。また、検査も薬も必要最小限にすることと、生活習慣病にならないように、食生活に気を付けて適度の運動をすることの大切さなども書かれておりました。さらに、支える医療の重要性についても述べており、在宅医療とケアが高齢化となったわが国には必要であることについてはまさにわが意を得たりという感じでした。
限りある財源のなかで、自分でできることは自分でする自助と、地域の助け合いの互助を重ね合わせながら、介護保険や医療保険を利用してゆく、地域包括ケアシステムがこれからの我が国には必要なことだと思います。

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